GeForce RTX 5080はNVIDIAのBlackwell世代でハイエンドに位置するGPUです。当サイト収録の暫定値では、TDPは360W、リファレンス基準の推奨電源は850Wで、電源と設置スペースの確認が必要です。一方で同じRTX 5080チップを載せたAIBボード(各メーカーが独自設計する製品)は、全長・厚み・基板の高さが異なり、「自分のケースに収まるか」で選択肢が絞られます。この記事では、寸法の傾向が分かれる代表的な2つのグループに分けて比較します。以下の仕様値も当サイト収録の暫定値です。
補助電源は共通、差がつくのは「サイズ」
今回取り上げるRTX 5080ボードは、いずれも補助電源が 1x 16-pin(12V-2x6) で共通し、冷却は3連ファンの空冷です。つまりRTX 5080では「補助電源コネクタの本数・種類」で悩む場面は少なく、全長・厚み(スロット数)・基板の高さがケース適合を左右する主な変数になります。
グループA:大型・ハイエンド志向
まずはクーラーを大きく取り、静音性や余裕のある冷却を狙った大型モデルです。
| 項目 | ASUS ROG Astral GeForce RTX 5080 OC Edition* | MSI GeForce RTX 5080 Gaming Trio OC* | Gainward GeForce RTX 5080 Phantom* |
|---|---|---|---|
| ボードメーカー | ASUS | MSI | Gainward |
| 搭載チップ | rtx-5080 | rtx-5080 | rtx-5080 |
| 全長 | 357mm | 336mm | 331.9mm |
| 高さ | 150mm | 140mm | 145.6mm |
| 厚み | 3.5スロット | 3スロット | 3.5スロット |
| 補助電源 | 1x 16-pin (12V-2x6) | 1x 16-pin (12V-2x6) | 1x 16-pin (12V-2x6) |
| ファン数 | 3 | 3 | 3 |
| 冷却方式 | air | air | air |
| ブーストクロック | 2677MHz | 2647MHz | 2617MHz |
| 0dBファン停止 | あり | あり | — |
| RGB | あり | あり | — |
| 発売日 | 2025-01-30 | 2025-01-30 | — |
| 詳細/購入 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
* 暫定値(検証中)。正確な数値は公式スペックシートをご確認ください。
ASUS ROG Astralは全長357mm・3.5スロット厚とこのグループでも最大級で、フラッグシップらしい物量のクーラーを備えます。MSI Gaming Trioは336mm・3スロットとやや抑えめ、Gainward Phantomは331.9mm・3.5スロットです。いずれも基板の高さが140〜150mmあるため、ミドルタワー以上で「グラフィックボード最大搭載長」だけでなく、サイドパネルまでのクリアランスや電源ケーブルの取り回しにも余裕があるケースが前提になります。なお、より大型の選択肢としてはGIGABYTE AORUS RTX 5080 MASTER(全長360mm・4スロット)なども国内に流通しています。
グループB:コンパクト・SFF志向(全長約303〜304mm/2.5スロット)
次に、全長を約303〜304mmに収め、厚みも2.5スロットに抑えたコンパクト志向のモデルです。
| 項目 | ZOTAC GAMING GeForce RTX 5080 SOLID CORE OC* | 玄人志向 GALAKURO GAMING GeForce RTX 5080 OC* | GIGABYTE GeForce RTX 5080 WINDFORCE OC SFF 16G* |
|---|---|---|---|
| ボードメーカー | ZOTAC | 玄人志向 | GIGABYTE |
| 搭載チップ | rtx-5080 | rtx-5080 | rtx-5080 |
| 全長 | 303.5mm | 303mm | 304mm |
| 高さ | 115.8mm | 125mm | 126mm |
| 厚み | 2.5スロット | 2.5スロット | 2.5スロット |
| 補助電源 | 1x 16-pin (12V-2x6) | 1x 16-pin (12V-2x6) | 1x 16-pin (12V-2x6) |
| ファン数 | 3 | 3 | 3 |
| 冷却方式 | air | air | air |
| ブーストクロック | 2640MHz | 2625MHz | 2670MHz |
| 詳細/購入 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
* 暫定値(検証中)。正確な数値は公式スペックシートをご確認ください。
ZOTAC SOLID CORE(303.5mm)、玄人志向 GALAKURO GAMING(303mm)、GIGABYTE WINDFORCE SFF(304mm)は、全長がグループAより30〜50mmほど短く、基板の高さも115.8〜126mmと低めです。GIGABYTEのモデルは名称どおりSFF(Small Form Factor)を意識した設計で、搭載長に制約のあるコンパクトケースでも候補に入れやすいのが特徴です。RTX 5080級の性能を、できるだけ小さな筐体に収めたい人はまずこのグループから検討するとよいでしょう。
選び方のポイント
購入前には、お使いのPCケースの「グラフィックボード最大搭載長」と、CPUクーラー/フロントファンとの干渉有無を必ず確認してください。RTX 5080ボードはいずれも16-pin(12V-2x6)を使うため、電源ユニット側の対応状況と変換ケーブルの曲げ半径にも注意が必要です。表のブーストクロックはメーカー設定値で、OCモデルはリファレンス(2617MHz)より高い値が設定されていますが、実際の動作は電力設定や個体差で変わるため、あくまで目安として捉えてください。
必要な電源容量が不安な場合は電源容量計算機で構成ごとの目安を確認できます。RTX 5080を含む全ボードを全長・補助電源・スロット厚で絞り込みたい場合はGPUボード絞り込みDB、チップ側のスペックと搭載ボード一覧はRTX 5080のチップページから確認できます。
まとめ
大型群は全長331.9〜357mm・3〜3.5スロット、コンパクト群は全長303〜304mm・2.5スロットという違いがあります。今回の6製品はいずれも1x 16-pin(12V-2x6)なので、ケースの最大搭載長だけでなく、カード高、空きスロット、サイドパネルまでのケーブル余裕を確認してください。在庫は入れ替わるため、購入時点で在庫があるRTX 5080搭載ボードを比較します。
価格・購入先を確認する
現在価格と在庫はグラボの価格一覧で確認できます。寸法・補助電源・スロット厚で候補を絞る場合はGPUボード絞り込みDB、RTX 5080搭載ボードを一覧する場合はRTX 5080のチップページをご利用ください。